無尽会とは

先ほど「定食屋に行って天麩羅定食を食べた」って話を書きましたが、山梨に来てからどの飲食店でも見かけるのが「無尽会（貯金会）・宴会・コンパ承ります」と言った宣伝。この「無尽会」と言うのが何か分からなかった。なので調べてみました。

一定のメンバーで大体月数千円お金を積み立て、数ヶ月に一回の会合（飲み会）を開く事をいいます。

なるほどこういうのがあるんですね。ちなみに「無尽会（貯金会）」と言うのは山梨県特有らしいです。
「無尽会」について調べてみたらこのようなHPを見つけました。
そこで見つけた一文を読んで私は「山梨県民」と言うものを学んだ。

まず第一に、こちらの人って（わたしもこちらの人だが）他人を出し抜くことや出し抜かれることがキライなんです。『出し抜く』って言うと変なコトバに聞こえますが、広い意味での競争原理のこととお考え下さい。グループの中には、良しにつけ悪しにつけ皆を出し抜かない様、暗黙の了解が支配していると考えています。（中略）もし他人に先んじて一歩前に出るようなことをすると、ねたみ、ひがみ、そねみ、やっかみ、の対象にされるといいます。
県外の人がよく『山梨はよそ者を寄せ付けない』といいます。たしかに談合はよそ者を寄せ付けません。寄せつけたら甘い汁の分配が減ってしまいます。考えたくはないですがいまだにそう言った風潮がここ山梨には根付いているのではないでしょうか？

これがあるから「無尽会」と言うものが成り立つんですね、なるほど。
良く言えば「平等」、悪く言えば「共産主義的」？
こっちに来た時、美容師の方に「貯金会」の話を聞いて、東京生まれ東京育ちの子にこの話をしたら「・・・えっ・・・・（私はやりたくない）」って顔していました。
まあそりゃそうですよね。メンバーからお金を集める「親」なる者が信用のない人だと任せるわけにもいかない。もし任せたところで持ち逃げされたら・・・と考えると誰にも任す気にはなれない。お金ってやっぱり大切な物ですよね。汗水垂らして働いて得たモノなんですから。それを他人に任せるなんて躊躇するのは当たり前だと思います。
でもそこのトコ、山梨の人は「親」なる人を決めて「無尽会」を楽しんでいる。
この違いっていったい何なんだろう。


まあ、分かったところで「無尽会」と言うものに参加したくはないけど。