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引っ越し用
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友達から早朝に一通のメールをもらった。
彼女は某大手食品会社に営業として勤めている。いわゆる総合職だ。
高校のときからの付き合いだけど彼女の性格からして営業ってのは私らから見れば全く向いていないと思われる。
実際それを彼女も納得してる。

そんな彼女からのメールがこれ。

「私は人がこんなに生き急ぐのはおかしいと思うねん。

ポルトガルで暮らそうかな。

二人の生活、私は大好きやで!」


最近同僚との付き合いや先輩との付き合いに疲れてるらしく、非常にストレスがたまってるっぽい。
でも言われてみれば確かに東京で働く人って生き急いでる感じがする。
別にそれが好きだって人はそれでいいのかも知れない。
でものんびり坊ちゃん嬢ちゃん学校で過ごした私達には苦痛に感じられる場面もある。
人によっては坊ちゃん嬢ちゃん学校を卒業していなくてもだ。

きっと彼女は未来に希望が見えてないのかもしれない。
大手の食品会社で働いていると言えば聞こえはいいが、週7日のうち5日は駒として使われ、嫌いな人とも付き合わないといけない、たった2日間の休みのうち1日は疲れ果てて寝て過ごし、残り1日は気晴らしに近所をぶらぶら。
こんなストレスがたまった状態で一生ここに骨を埋めて暮らしていくのかな。
そう思っているのかもしれない。

でも私達の生活を羨ましく思って欲しくない。
人それぞれに違った環境があってそれに沿って生きてるだけ。

私達は2歳から22歳までの20年間、父親と会ったことがなかった。
そんな中、母は父親がいない後ろめたさを感じさせることなく育ててくれた。
途中、アホな男を作ったが。
22歳で妹が大病を患って、その時に初めて父親に会ったのだ。
私達が父親に出会ってからは「今まで寂しい思いをさせて済まない」といろいろと面倒を見てくれている。
母親の生活費も、兄貴の生活費も私達の生活費もすべて父親が出してくれている。
余談だけど途中アホな男を作った母にまで生活費を出しているというのはどうかと思う。
しかもその父親が送ってくれていた金であの糞みたいな男が飲み食いしていたかと思うと虫唾が走る。
もうそんな父親も73歳だ。
こんな年になっても働いてくれている。
私達がビンテージの家具を買ったり、車を買ったり、いい物を食べて贅沢してられるのも父親のおかげだ。
でも父親の年になると死を意識してもおかしくない。
いつ死んでもおかしくないと思う。
当の本人は持病を患っているだけで元気そうだけど。
こんな生活してられるのも今のうちだけだ。
その時は必ず来る。もしかしたら明日かもしれない。
私達も今の彼女みたいに週5日働いてストレスの塊みたいになる日が絶対に来る。

だから簡単に人のことを羨んで欲しくないのだ。

結局その旨のメールを返した。
「人にはそれぞれ環境の違いってのがあるけど、私らが今の生活を一生続けていける保障はないねんで。」

私らからしてみれば彼女にも羨ましい所はあるけどね。
何故か男が切れないところとか。
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